AIに商品説明を頼んだら、どこかで読んだような当たり障りのない文章が返ってきた。SNS投稿を頼んだら、うちの店らしくない言い回しになった。多くの場合、原因はAIの性能ではなく、渡した情報の不足です。
AIの回答は、入力された情報で決まります。だからといって、長くて複雑な指示を書けばよいわけでもありません。必要な情報を整理して、分かりやすい順番で伝える。それだけで、出てくる文章は見違えます。
この記事では、EC業務で使えるプロンプトの「基本の6項目」と、そのまま使える例文を紹介します。
【この記事でわかること】
- プロンプトに入れるべき6つの項目
- 商品説明文を作る、コピーして使える例文
- 一度で完成させようとしない「直し方」のコツ
プロンプトに入れたい6つの項目
次の6項目を順番に伝えると、希望に近い文章になりやすくなります。
- 目的:商品説明、SNS投稿、メルマガなど、何を作るか
- 商品情報:特徴、素材、サイズ、価格、注意事項
- ターゲット:誰に読んでほしいか
- 媒体:楽天市場、Shopify、Instagram、LINEなど、どこに載せるか
- 条件:文字数、言葉づかい、入れたい言葉、避けたい表現
- 出力形式:見出しつき、箇条書き、表など、どんな形で出すか
全部を長文で書く必要はありません。むしろ、この6項目を箇条書きで並べるほうが、AIにも人にも分かりやすいプロンプトになります。
そのまま使える例文:商品説明文
以下をコピーして、【 】の中身を自社の商品に入れ替えて使ってください。
【目的】30代の働く女性向けに、軽量トートバッグの商品説明文を作成してください。
【商品情報】重さ400g、A4サイズ対応、内ポケット3つ、撥水加工、色はブラック・ベージュの2色。
【ターゲット】通勤で荷物が多く、軽いバッグを探している人。
【媒体】自社ECサイトの商品ページ。
【条件】300文字程度。落ち着いた丁寧な言葉で、通勤時の使いやすさが伝わるように。「最高」「完璧」など根拠のない表現は使わない。
【出力形式】冒頭の一文+本文2段落の構成。
【重要】入力していない性能や効果は追加しないでください。
最後の一行がポイントです。「入力していない情報を足さない」と明示するだけで、AIが勝手に機能や効果を盛ることをかなり防げます。事実として確定している情報と、表現の希望を混ぜないことも意識してください。
一度で完成させようとしない
一回の入力で完成形を求めると、プロンプトはどんどん複雑になり、結局直す手間も増えます。おすすめは3段階に分けることです。
- 構成案を出してもらう(見出しや流れだけ)
- 構成をもとに本文を書いてもらう
- 言葉づかいや長さを調整してもらう
直すときは、「3案出してください」「専門用語を減らしてください」「一文を短くしてください」のように、修正の内容を具体的に伝えます。「ここは気に入っている」「ここだけ直したい」を分けて伝えると、AIは狙いどおりに調整してくれます。
入力してはいけない情報
プロンプトには、文章作成に必要な情報だけを入れます。次の情報は、外部のAIサービスに入力しないのが原則です。
- お客様の氏名、住所、電話番号、注文履歴
- 未公開の商品情報や発売予定
- 取引先との契約内容や仕入れ価格
- パスワード、APIキーなどの認証情報
会社として使う場合は、利用してよいAIツールと入力禁止の情報を一覧にして、担当者全員が同じ基準で使えるようにしておきましょう。
良いプロンプトを「会社の資産」にする
毎回ゼロから指示を考えるのはもったいない話です。良い結果が出たプロンプトは保存して、商品説明、SNS、メルマガなど用途別のテンプレートにしましょう。商品情報の部分だけを入れ替えれば、誰でも同じ品質で使えます。
テンプレートには「更新日」と「担当者」を書いておくと、古い販売条件や表現をうっかり使い続けるのを防げます。
よくある質問
プロンプトは長いほうがいい?
長さより、6項目がそろっているかが重要です。項目がそろっていれば、短い箇条書きでも十分に狙った文章が出ます。
毎回6項目を書くのは大変。省略できる?
テンプレート化すれば、毎回書くのは商品情報だけになります。EC専用のツールなら入力欄が最初から用意されているので、この手間自体がなくなります。
まとめ
EC向けのプロンプトは、目的、商品情報、ターゲット、媒体、条件、出力形式の6項目を整理するところから。AIの文章は「下書き」として使い、事実とブランド表現は人が確認しましょう。
【今日からできる3ステップ】
- 上の例文をコピーして、自社の商品情報に入れ替えて試す
- 出てきた文章を「構成 → 本文 → 調整」の順で直してみる
- うまくいったプロンプトを、更新日つきで保存する
ママダカラEC AIでは、EC業務ごとに入力項目とテンプレートを用意し、毎回長い指示を考える負担そのものをなくします。
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