EC業務を効率化する方法として、AIとRPAが紹介されることがあります。どちらも自動化に関係しますが、得意な仕事は異なります。違いを理解せず導入すると、確認や修正が増え、かえって手間になることがあります。
AIは文章や分類など答えが一つではない作業の支援、RPAは決められた画面操作や転記の繰り返しに向いています。
EC業務での使い分けを具体的に見ていきます。
AIは内容を考える作業を支援する
商品説明、SNS、メール、レビュー要約、問い合わせ分類、企画案などに向いています。入力情報や指示によって回答が変わるため、商品事実や販売条件との確認が必要です。
最終判断や公開承認をAIだけに任せないようにします。
RPAは決まった操作を繰り返す
管理画面から定期的にCSVをダウンロードする、決まった列を別システムへ転記する、定型レポートを保存するなどに向いています。
画面や項目が変わると停止することがあるため、エラー通知と保守担当が必要です。
向いている業務を見分ける
手順と入力場所が毎回同じならRPA、文章や分類など内容に応じた処理が必要ならAIを検討します。注文キャンセルや返金など間違いの影響が大きい操作は、自動化範囲と承認を慎重に決めます。
作業を細かく分けると、適した方法が見つけやすくなります。
AIとRPAを組み合わせる
RPAで売上ファイルを取得し、個人情報を除いた集計をAIで要約するなど、前後の業務を組み合わせられます。AIが作った文章をRPAで自動公開する方法は、誤情報もそのまま出る危険があります。
確認と承認の工程を必ず間に入れます。
導入前に例外と停止時を確認する
通常の手順だけでなく、データがない、形式が違う、在庫がマイナス、通信が切れるなど例外を洗い出します。停止時の連絡先、手作業への切り替え、ログの保存を決めます。
小さな作業で時間とエラーを測ってから広げます。
まとめ
EC業務では、文章・分類・要約はAI、決まった画面操作や転記はRPAが得意です。業務を分解し、例外対応と人の承認を含めて設計すると、安全に組み合わせられます。
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