「商品名を全部作り直さないといけない」。2026年の夏、Amazon出品者からこんな声を聞きました。Amazonの公式案内では、2026年7月27日以降、メディアを除く全カテゴリーで商品名はスペースを含めて75文字以内となり、新たに125文字の「商品ハイライト」欄が加わっています(2026年10月時点。公開前に必ずSeller Centralの最新案内で確認してください)。
200文字近く詰め込んでいた商品名を4割以下に圧縮する作業は、数百点あれば手作業では終わりません。ここでAIが役に立ちますが、「75文字にして」と頼むだけでは、大事な情報が落ち、禁止表現が紛れ込みます。
確定情報の整理から、商品名・ハイライト・箇条書きの作り分け、Seller Centralでの最終確認までを、折りたたみ式シリコンランチボックスを例に手順にしました。
【この記事でわかること】
- 2026年の商品名ルールで、何が変わり、何を確認すべきか
- 75文字の商品名と125文字のハイライトに、何を入れて何を外すか
- AIの下書きを安全に登録する確認手順と、変更履歴の残し方
1.確定商品情報を一枚にまとめる
AIに書かせる前に、ブランド、商品種別、型番、素材、サイズ、色、用途、注意事項、同梱物などを一枚にまとめます。ランチボックスなら「シリコン製、容量800ml、折りたたみ時の厚さ3cm、電子レンジ・食洗機対応、グレー、箱入り」と、数字と事実で書きます。
ここで使ってよいのは、自社で確認した資料だけです。他社の商品説明や画像を写すのは、著作権と商標の問題になり、Amazonの知的財産ポリシーにも触れます。AIが書く文章の質は、この一枚に書いた事実の質で決まります。
2.商品名は75文字以内で明確に
75文字に収めるコツは、「何の商品か」を識別できる情報を優先し、販促語を外すことです。「送料無料」「大人気」は不要で、Amazonのルールでも販促表現、特殊記号、同じ単語の繰り返しは制限されています。
たとえば「【ブランド名】折りたたみ ランチボックス シリコン 800ml 電子レンジ・食洗機対応 グレー」。ブランド、商品種別、素材、容量、機能、色の順です。
文字数だけでなく、カテゴリーごとの必須項目と並び順の要件があるので、該当カテゴリーのスタイルガイドを確認してください。既存の商品ページに、別の商品に見える要素(違う容量やセット内容)を足さないことも重要です。
3.商品ハイライトと箇条書きの役割を分ける
商品名から外した情報の受け皿が、商品ハイライトと箇条書きです。
商品ハイライト(125文字以内)は、商品名の下に表示され、検索の対象にもなる短い補足で、素材や使う場面など商品名に入り切らなかった「この商品らしさ」を書きます。ランチボックスなら「食べ終わったら折りたたんでバッグの隙間へ。電子レンジと食洗機に対応、通勤・通学のお弁当に」といった具合です。
箇条書きは、素材、使い方、サイズ、注意事項など購入判断を助ける情報を1項目1テーマで整理します。「売上ランキング1位」「No.1」のような根拠を示せない表現は、Amazonの規約だけでなく景品表示法の問題にもなります。
Amazon商品ページ作成プロンプト
あなたはAmazonの商品情報を整えるEC担当者です。以下の確定情報だけを使い、Amazonの商品名要件(スペースを含め75文字以内、販促語・特殊記号・同じ単語の繰り返しを避ける)に沿って作成してください。
【商品情報】
ブランド/商品種別/型番/素材/サイズ・容量/色/数量/特徴/用途/同梱物/注意事項/保証
【出力】
1. 75文字以内の商品名案3案(ブランド→商品種別→素材→容量・サイズ→機能→色の順)
2. 125文字以内の商品ハイライト案3案(商品名と重複しない補足)
3. 箇条書き5項目(1項目1テーマ)
4. 商品説明文400文字
5. 入力すべき属性の確認表
6. 画像7枚の構成案(1枚目は商品のみ・白背景)
7. 規約・事実の公開前チェック
情報がない内容は推測せず「要確認」と表示してください。
禁止表現:ランキング・No.1、未確認の効果、他社ブランド名や他社比較、「送料無料」などの販促語、過度な記号、同じ語の不自然な反復。
4.Seller Centralで最終確認する
登録前に、文字数、カテゴリー要件、JANなどの商品識別情報、画像、価格、在庫、バリエーション、出品制限、知的財産権を確認します。食品や化粧品で効能に関わる表現が薬機法に触れないかも、このとき人が見ます。
見落としやすいのが「反映結果の確認」です。内容が正しくても、登録時に別の項目へ入ったり、既存情報と結合されたりすることがあります。作ったデータの正しさと、Amazonに反映された結果の正しさは、別々に確認してください。
台帳と登録データの食い違いを機械的に見つける方法は、『商品登録ミスをAIで減らすチェック方法|価格・SKU・画像・説明文』で紹介しています。
5.変更履歴と結果を残す
変更日、変更箇所、担当者、確認者、セッション数、転換率、返品理由を記録します。一度に多数を変えず、同じカテゴリーの数商品で試し、2〜4週間後に数字を見てから広げます。
楽天や自社サイトにも出しているなら、同じ商品台帳から各モールの要件に合わせて作り分けるのが近道です。楽天の商品名の考え方は『楽天SEOをAIで改善する方法|商品名・検索キーワード・説明文の見直し手順』にまとめています。
よくある質問
75文字を超えている既存の商品名は、どうなりますか?
Amazonの案内では、要件を超える既存の商品名は段階的にAmazon側の推奨内容へ更新され、更新中も出品は有効のままとされています。更新前にSeller Centralで推奨案を見直せる期間があるとされているので、通知と確認画面をこまめに見てください。
商品ハイライトには何を書けばよい?
商品名と重ならない補足です。素材の特徴、使う場面、手入れの方法など、「商品名を読んだ人が次に知りたいこと」を書きます。
まとめ
Amazonの商品ページは、確定情報を一枚にまとめ、AIで商品名、ハイライト、箇条書き、説明の案を作り、人がSeller Centralで要件と反映結果を確認してから公開します。ママダカラEC AIでは、商品台帳の整理からモール別の作り分けまで、無料相談からご提案しています。着手する業務の決め方は『EC業務の棚卸しをAI導入前に行う方法【チェックリスト付き】』をご覧ください。
【今日からできる3ステップ】
- Seller Centralで、自社のカテゴリーの商品名要件とハイライト欄の表示を確認する
- 売れ筋3商品の確定情報を一枚にまとめ、プロンプトで75文字の商品名案を出す
- 人が要件と事実を確認して登録し、変更日と転換率を記録する
【あわせて読みたい】
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